2015 アタック!299

Attack! 299 in 2015, by SHIBATA Akira.
作成 2015/08/08

はじめに

十石峠へ向かう当方  Copyright (c) 2015 双木さん

当方が出入りしている自転車屋さんが主催するイベントである 11 回目の「アタック!299」に出た。  当方にとっては五回目だ。 一応、連続出場していて 2011 年2012 年2013 年2014 年と参加した。  コースは飯能市役所からスタートして、踏切を越えて、サイクルハウスミカミ前経由の飯能中央公民館前の約 1.5km の市街地の県道 70 号を走り、県道 53 号で山伏峠を越えて、国道 299 号に乗って志賀坂峠、十石峠、麦草峠へと至る、全 157km (メーター読みで 160km ほどあった) とのことだ。  上り坂で得られる標高の累計は 3,900m に迫ろうかという峠三昧な自転車イベントだ。 

本番前夜まで

昨年 2014 年のアタック 199 で、7 時間 54 分を出して、当方としては大台を切って、気分的には引退した。 だから、出走とはいっても、エキシビジョンみたいなモノかな。 出走すからにはガンバるけど、引退後の特別演技ってな感じ。

今年は、三本ローラーが摩耗したので、もう自転車乗るのも辞めようと思った。 しかし、いつか乗れなくなる日がくるでしょ?という指摘に、たしかにどんなに乗りたくなっても乗れなくなる日に後悔するよりはマシかと、三本ローラーを新調した。 気分的にはとても低調なままであった。

参加締め切りの一週間前になって、三本ローラーも新調したし、やっぱり参加するかと申し込んだ。 しかし、前泊する場所がない。 当方は茅ヶ崎市に住んでおり、アタック 299 の出発点である飯能市までは当日の朝には輪行ではいけない。 というか、最寄り駅の始発が午前五時で、アタック 299 のもっとも遅いスタートが午前五時だ。 そんなわけで、飯能市内の宿泊施設をネットで探してみると軒並み埋まっている。 やっぱり前泊できないし、「参加できない」とニゲを打った。

大変ありがたいことに某所より、「事務所で寝てもいいよ」とお声がかかった。 やる気のなさを隠して、事務所泊を第一候補にしていた。 あるとき、ふと、「自転車なら多少遠くてもいいんじゃね?」ってな思い付きが頭の中に光った。 ということで、新狭山第一ホテルに宿泊することにした。 飯能市役所までざっと見で、 10q くらいかと思った。 実際には 15km はあり、当初もくろみではウォーミングアップにできるかなと思っていたが、結構マジ漕ぎしないといけなかった。 飯能市役所に到着したのは 4:50 ごろで、スタート 10 分前だった。 大急ぎでボトルに水を詰め、ゼッケンをつけて、最後の軽量化ということでトイレに駆け込んだ。

トレーニング

ヒキコモリの当方は、もうずっと三本ローラーでしかトレーニングしていない。 時間が圧倒的に少ないので、 LSD と言えるかわからないが、週に二日か三日ほど、一時間くらい 130bpm 程度の心拍で漕ぎ漕ぎしている。 三本ローラーが摩耗して、使用限界に達したと思って、トレーニングも自転車に乗るのも辞めようかと思ったが、新調して、再びローラーに乗るようになった。 こんなモチベーションの低い状態、ローラー台の摩耗から新調までのブランクから、目標は 8 時間台での完走だ。

机上の作戦

2013 年のアタック! 299 で 8 時間 8 分、 2014 年のアタック! 299 7 時間 54 分をもっと詳しくみてみた。 すると、なんと走行時間はあまり変わらない( 2013 年は 7 時間 40 分強、 2014 年は 7 時間 40 分弱で、一分と違わない)ことが判明した。 つまり、コースが同じで、走行時間が同じでタイムが短いということは、すなわち止まっている時間が短かったのだ。 まぁ、昨年の前半は出力を抑えたために、タイムも遅かったが、後半、というか麦草峠へののぼりで時間を稼いで時間短縮をしてトータルの時間も短くなった。

今年は矢久沢林道でなく国道 299 号の本道を行くらしいので、道のりがちょっと長くなるハズ。 だからと言って、成功した昨年と何かを変える理由もないので、自転車にボトル二本、背中にポカリスエット 900ml を一本挿して、トリプルボトルで行こうと考える。

コース

アタック! 299 コース図

今年は、当方にとっての参加一回目であった、 2011 年のアタック 299以来となる、国道 299 号本道十石峠をのぼる。 昨年までは矢久沢林道通過で、道のりは短いけどその分傾斜が大きく、大変だった。 今年は、傾斜は多少マシなハズだが、結局十石峠を越えるわけで道のりは長くなるということで、タイムにどう影響するかなど興味深い気がした。

オフィシャルページによると、標高は「スタートの飯能市役所: 90m 、山伏峠: 600m 、志賀坂峠: 770m、十石峠: 1,350m ゴールの麦草峠: 2,127m 」というグランフォンドだそうだ。  まるでツールドフランスのコースのようで、一昨年調べてみたら、2010 年のステージ 17 Pau → Col du Tourmalet のコースは長さといい、規模といい、標高の変化といいソックリだ。  アタック! 299 は山岳賞のカテゴリに照らしてみると、、山伏峠→ 3 級、志賀坂峠→ 2 級、十石峠(矢久沢林道)→ 1 級、麦草峠→超級という感じに分類してもよさそうだ。  プロも大変なツールドフランスの山岳コースを体験できるというポジティブシンキングができればいいのだが、軟弱な脚を抱える当方にはツラい一日になりそうだ。

アタック! 299 のコース標高図
Attack299 標高図

ツールドフランスのある日のコース標高図
ツールドフランス 標高図

本番前日

今回も輪行だった。 新狭山の新狭山第一ホテルに宿泊した。 昨年は飯能でマロウドイン飯能に前泊したが、アタック 299 への参加の決心が遅くて、シングルの空き室ナシだった。 飯能のホテルや旅館ではシングルの空きが見つからず、ふと狭山・入間あたりはどうかと思って探したらあったのよ。 どうせ、飯能市役所からゴール後も含めて茅野駅まで 180q くらい走るのだから、ホテルから 5km や 10km くらいは大したことないだろう。 チンタラ漕いでいったらウォーミングアップになるだろうとか思ったのだった。 西武新宿線新狭山駅から徒歩一分の新狭山第一ホテルは地図でみると目視で 10q くらいに見えたので、空きを見つけてソッコー予約した。

2015/08/01 辻堂駅脇で見る抜けるような青空
青空

市役所から 200m のマロウドイン飯能はアタック 299 に出るための宿泊場所としては最高のロケーションだ。  昨年は「近すぎて市役所に行くのにウォーミングアップにもならない」とか抜かしていたが、今年の新狭山第一ホテルは 10q くらいかと思っていたが、実際には 15km くらいあった。

アタック! 299 当日

今年は身体も温まっていたので、ついていけるかもと思ったが、信号で引っかかってあえなくちぎれた。 しかも一人だけ。 そんなわけで、2014 年のアタック 299 よりも、中央公民館前の信号からふたつ分、 500m ほど長くついていけた。 過去の履歴としては 2011 年は 8 時間 34 分だった2012 年は 10 時間 0 分 20 秒だった2013 年は 8 時間 8 分だった2014 年は 7 時間 54 分だった

今年の結果

今年の目標は 8 時間台での完走だ。  ソレに対し 7 時間 59 分とちょっとだった。  なんとか目標をクリアした。  今年は矢久沢林道を通らず、国道 299 号の本道を通るので 3q くらい遠回りだったことを考えれば、 5 分ちょっとしか多くかかっていないことも合わせて、すこーし早かったとも言える。

TSS (Training Stress Score) は 426 (昨年は 509 )だった。  あんまりガンバったとはいえないが、ブランクがあったにしちゃマシかな。 心拍とか、パワーの分布とかを見ると、当方史上最強だった昨年よりは不格好だった。

約 8 時間のダイジェストとしては下のように心拍や出力が推移した。  写真付きの細かいところは、いつものようにだらだらと当方の感想をグラフの下に流してみよう。 

推移

スタート前

今年は昨年に続いて出走時刻を 05:00 とした。  どうせ、四時半出発だろうが、四時出発だろうが、列車についていけないことには変わりない。 遅く出発してもタイムアウトまでは時間もあるからして、じゃぁ最後尾を走るのも悪くないと出発時刻を五時とした。

2015/08/02 04:56 スタート地点

前泊は新狭山第一ホテルだったので、ホテルから飯能市役所まで約 15km を 30 分ほど漕いで向かった。 実は 10q くらいかと思っていたので、四時にでれば 20km/h で三十分とみていた。 しかし、出発が遅れて、 04:20 になり、しかも予想よりも遠いことがわかった。 およそ 15q を 30 分、すなわち平均速度 30km/h とマジ漕ぎして、スタートまで 10 分も残っていない状態で、スタート会場である飯能市役所に飛び込んだ。 ウォーミングアップどころか消耗したわ。 バカだろ>オレ

2015/08/02 04:56 NMK さん

コースは十石峠へは過去三回通って大変苦しんだ矢久沢林道は通らずに済んで、国道 299 号の本道を通れることがアナウンスされた。 前日には大雨が降ったらしい上野村であったが、国道いけるということですこーし安心した。

2015/08/02 04:58 出走直前のブリーフィング中

スタート〜山伏峠

この区間、みんな元気なせいと、当方の弱い脚とあって、すぐにちぎれてしまうのだった。 今年は中央公民館から 500m 程ついていけたが、結局は赤信号で中切れした。 ひょっとして、脚が温まっているから、ついていけるかも!  と、ひそかに期待していたが、変わらなかった。

2015/08/02 05:01 MTM さんを気にする KJM さん

さて、カウントダウンの後、スタートの合図とともに自転車の一団が動き出した。 最後尾にいた当方は、チェーンを落とした MTM さんを発見。 待とうかとちょっと思ったが、上り坂では当方よりも圧倒的に強い MTM さんを待つなど失礼極まりないので、先行することにした。

2015/08/02 05:04 MTM さん列車に到着

パレードのように飯能大通りを通過しているときに、 MTM さんが追いついた。 たくさんの自転車がいるところで撮影できたのは、これが最後。 上の写真の後、信号三つめで中切れして、一人旅になった。

2015/08/02 05:46 気温 22 ℃

気温は 22 ℃。 昨年と変わらず、あとは雨が降ってくれるのを待つだけだ。 もし、昨夜降った上野村と、麦草峠の二か所で降られたら、かなりタイムを短縮して、七時間台に突入しちゃうんじゃないかとか期待した。

2015/08/02 06:10 気温 21 ℃と一般ライダー

山伏峠に向かって上っていたら、一般ライダーに追いついた。 自転車の一群に抜かれたハズなので、聞いたら、 20-30 分前とのこと。 うへぇ、まだ一時間ちょっとしか走ってないよ。 あの人たち、どんだけ早いんだ。 ……いや、五時発なのに当方が遅いだけだな。 

2015/08/02 06:13

2015/08/02 06:13

2015/08/02 06:13 山伏峠通過

山伏峠を最後尾で通過した。 応援にいてくれた NMK さんに、どうしてこんなに遅い?と聞かれたが、定常運転なので、そう応えた。 当方の心の中の声→「だって遅いんだもーん」  それでも、2012 年(記録 10 時間)はスタート後 1:18 だったが、 2013 年(記録は 8 時間 8 分)はスタート後 1:12 だったで、2014 年(記録は 7 時間 54 分)はスタート後 1:17 だったから、遅いなりには悪くないペースで来てはいた。

山伏峠〜志賀坂峠

スタートしてから 2km でチギれて、悪くないタイムで山伏峠に到達した。 ここからは志賀坂峠をめざすのだった。 山伏峠を降り、正丸トンネルそばの信号から、秩父方面へと下った。  秩父駅そばを通過し、小鹿野を通過して、志賀坂峠へと至る。

2015/08/02 06:30 横瀬駅入り口、サポート軽トラ

ここで、山伏峠で応援してくれた NMK さんが、「行くよー」と声をかけてくれた。 頭の回転の悪い当方は「???」だったが、信号曲がって理解した。 そう、軽トラにドラフティングして下ったのだ。 今回ギリギリではあるが、 8 時間を切れたのはこのおかげもある。 反対に、ここで脚をつかわなかったら、もっと早かったかも?  いずれにせよ、正丸トンネル西の信号から、横瀬駅の入り口の信号まで結構ガンバっちゃって、いいペースで降りた。

2015/08/02 06:40 秩父駅過ぎ、サポートカー後ろから

2015/08/02 06:40 秩父駅過ぎ、サポートカー前から

サポートカーは抜きざまに声をかけてくれることが多い。 これはヘコタれている当方にはなかなか良い。 心が折れかかっているところで声をかけられると少し復活するのだ。

2015/08/02 06:44 パンク修理中?

初めて当方が追い越すことができた方が上の写真の方だ。 パンクかなぁ。 毎年、この近辺でホイールを外している人がいるような気がするので、パンクの神様でもいるんじゃないか? 

2015/08/02 07:06 五時発列車追越

五時発の列車が休んでいるコンビニをパスした。 当方はここで休まないで、時間短縮をするのだ。 昨年は手を振ったが、今年はまだ店の中にいたようだった。 ということは、軽トラドラフティングが効いたか。

2015/08/02 07:08 3UPおせっかいダンディズ

五時発列車が休んでいるコンビニに当方が到達するちょっと前にチームアタックの「3UPおせっかいダンディズ」がコンビニが面している信号からでてきた。 ジャージはもともとお揃いだが、靴下もお揃いだったり、なかなかにカッコいいのだ。 写真ヘボくてきれいに写せなかった。

2015/08/02 07:08

2015/08/02 07:08 信号待ちの3UPおせっかいダンディズ

ボケっとしていたら、信号の変わり目で止まったら追いつかれた。 っつうか、当方はそんなに早くないので信号が多いと一緒に走るようだよなー。 信号のスタートでは、当方が先頭にいたが、抜かれそうになった。 いや、いったんは抜かれたのだが、退いてくれたのだ。 当方の信号からの発進の加速はとても遅いため、普通の人には抜かれてしまうわけだ。

2015/08/02 07:23 新秩父開閉所

そして、毎年のように新秩父開閉所のそばで一人パスするのだが、今年も一人(たぶん三時発の方)いた。 休んでいただけなのか、トラブルて停止していたのかは不明だった。 今年の新秩父開閉所脇通過時間はスタートから、二時間二十三分だった。 過去の実績は 2014 年はスタートから二時間二十八分( 7 時間 54 分)、 2013 年は二時間二十一分( 8 時間 8 分)、 2012 年は二時間三十五分( 10 時間)、2011 年は二時間三十六分( 8 時間 36 分)ということで、軽トラでのドラフティングが結構効いていたようだった。

2015/08/02 08:00 サポートカー

気のせいか知らぬが、サポートカーをよく見たような気がする。 厚いサポートのおかげで安心して身軽な状態で自転車に乗れたわけで、とても感謝していた。

2015/08/02 08:03 四時半出発ライダー

時々 3up のライダーに出会えると安心したりする。

2015/08/02 08:06 志賀坂峠到達

昨年比で 4 分早く志賀坂トンネルに到達できた。

志賀坂峠〜十石峠

この区間は志賀坂峠から上野村公式エイド経由で十石峠に至る。 理由は不明だが、パワー推移を見ると毎回タレている区間なのだ。 今年はいっぱい水を飲んで佐久穂 CP までは水が足りない恐れがあって不安だったので、上野村の公式エイドによることにした。 むろん、停止時間を最短にしたいので、水を補給するだけとした。

2015/08/02 08:23 上野村進入

前泊したホテルでの天気予報では、前日は大雨が降ったらしく、午前中から雨が降るかもしれないという話だったので、雨を期待した。 雨を願っているのは、身体が冷却されることを期待しているからだ。

2015/08/02 08:25 気温 21 ℃

2015/08/02 08:31 出発から 90q

2015/08/02 08:31 出発から 90km

2015/08/02 08:48 上野村公式エイド

上野村公式エイドに去年は寄らなかったが、今年はトリプルボトルのうち、すでに二本が空になっていたので寄ることにした。 十石峠を越えつつ、あと 30q をボトル一本は、計算上足りるハズだが、足りないと死ねるので寄って水だけ補給するために寄った。 水道の蛇口のそばに自転車を停めて、空のボトルに水をじゃーっと入れて、まずはコップのようにそのまま一回飲んだ。 もう一度満タンにしてキャップをして、自転車に積んで出発。 赤信号一回分より停止時間が短かったかも。

2015/08/02 09:06 サポートカーとスタッフ

あちこちでサポートカーが止まっていると間違った道を走っているわけじゃないとわかって安心だった。

2015/08/02 09:09 三時出発ライダー

2015/08/02 09:12 チームアタックのライダー

2015/08/02 09:13 両脚が攣ったライダー

「大丈夫っすか?」 と、座り込んでいた 3up のライダーに聞いちゃった。 後で聞いたら両脚が攣って大変だったらしい。 この方はシクロクロスのレースでは早いんだよなー。 当方はレーサーじゃなくて、ブルべライダーだから、レースでは遅いのさ。 と、シクロクロスの自転車でアタック 299 に参加していながら思うのであった。

2015/08/02 09:14 四時半発ライダー

2015/08/02 09:15 三時半発ライダー

2015/08/02 09:16 三時半発ライダー

2015/08/02 09:20 三時半発ライダー

2015/08/02 09:25 四時発ライダー

2015/08/02 09:31 五時発ライダー

2015/08/02 09:50 三時半発ライダー

自転車を押し歩きしているライダーがいた。 正しいと思う。 休んでいる間も進めるからね。

2015/08/02 10:00 チームアタックのライダー

2015/08/02 10:01 チームアタックのライダー

十石峠〜ゴール(麦草峠)

2015/08/02 10:03 十石峠を通過

2015/08/02 10:11 3up のライダー

2015/08/02 10:11 3up のライダー

2015/08/02 10:12 三時発のライダー二人

2015/08/02 10:13 四時半発?なライダー

上の写真のライダーは山吹色のフレームの自転車に乗っていた。 フレームの細さからすると、クロモリだったのではないかと思う。 この方のおかげで早く下ることができた。 抜いた時に、すぐ後ろについてきてくれた。 ちょっと前を引いて、当方がへこたれたら、前にでてくれて引いてくれた。 山吹色自転車の方がヘコたれると当方が前にでるということで、何度か前を交代して下った。 麦草峠への登りがキツかったのはコレも効いたな。

2015/08/02 10:32 佐久穂セブンイレブン到着

十石峠→佐久穂 CP (セブンイレブン)間のタイムは今回は 29 分で最速だ。 上の 10:13 の写真に写っている、山吹色のフレームの方と交代で前を引いて降りてきた。 2014 年はソロ走行で 30 分で到着して、 2013 年はソロ走行で 32 分かかって、2012 年は SKMB さんと交代しながら下って 30 分でついた。  やっぱり自転車は呉越同舟であっても、複数台が一緒に走ると早い乗り物なんだね。

2015/08/02 10:51 メルヘン街道登坂開始

脚の残り具合はあまりヨロシクなかったが、ブルべではまだタイムが短くなっていたから、雨さえ降ればと心の中で雨ごいをした。 過去最速だった 2014 年のアタック 299 よりも 6 分早く登坂開始した。 しかし先述のようにゴールは 5 分遅かったわけで、登坂時間は 11 分長くかかった。 最速だった 2014 年のアタック 299では 1:57 、今年は 2:08 かかった。

2015/08/02 11:03 三時発ライダー

2015/08/02 11:08 三時半発ライダー

2015/08/02 11:09 三時発ライダー

2015/08/02 11:11

2015/08/02 11:14 三時発ライダー

2015/08/02 11:21

2015/08/02 11:30 三時発ライダー

2015/08/02 11:30

2015/08/02 11:38

2015/08/02 11:50

2015/08/02 11:51 四時発ライダー

2015/08/02 11:54 三時発ライダー

2015/08/02 11:59

2015/08/02 12:02 三時発ライダー

2015/08/02 12:03 三時半発ライダー

2015/08/02 12:09 1600m 補給ポイント

今年のアタック 299 ではこちらにも寄った。 半分を過ぎて、水はボトル半分残っていたが、麦草まで持つかどうかわからなかった。 そこで、寄ってボトルに水を入れていただいて、その場で一回飲み干し、お代わりをしてそれを自転車に装着した。 上野村の公式エイドと同じだった。 停止時間は非常に短かったと思う。

2015/08/02 12:10

2015/08/02 12:33

2015/08/02 12:42

2015/08/02 12:46

最速だった 2014 年のアタック 299では 1:57 、今年は 2:08 かかった。 過去を振り返ると、 2013 年は二時間七分で、 2012 年は二時間四十五分ほどで、 2011 年は二時間十五分だったから、昨年のアタック 299 での麦草峠までの時間が非常に短かったことがわかり、入り口への到達がもっともはやかった今回のアドバンテージを生かすことができなかった。

ゴール〜帰宅

ゴールするときには、最後のガンバりということでラストスパートをかけた。 おかげで、ゴールラインを通過するちょっと前に両脚が攣った。 まぁ、しばらく惰性で走ってゴール地点まで戻ったが、自転車を降りたとき、コケるかと思った。 ハラは減っていたが、脚は痛いし、ヘロヘロなのですぐには食事ができなかった。

2015/08/02 13:43 ゴール前の様子

今回は雨に降られなかったので、あまり濡れていなかったが、それでも汗でびしょびしょだったので寒かった。 そうだ、今回何か忘れていると思ったら、麦草峠での着替えのシャツだった。 もし、来年も走ることがあったなら着替えのシャツを忘れないようにしないと。

ゴールして 30 分くらいしてからだろうか、やっと少し体が休まって、カップ麺をいただいた。 うめぇ。 疲労して、水分も、ミネラルも抜けた身体にカップヌードルのスープが沁みわたった。

2015/08/02 15:08 縄文の湯

さて、麦草峠でぶらぶらしていてもアレなので、下って風呂に入ることにした。 毎年、下るときに寒いのだ。 今年は、雨に降られていないが、高気温対策として、室温 34 ℃の部屋で扇風機だけで過ごしたり、室温 30 ℃の部屋で寝たりしていた。 おかげで、前泊のホテルでも空調はオフのまま寝られた。 そんなわけで、高温には強いが、低い気温には弱くなっていた。 ほかのメンバーが、特別に何を着るわけでもないのに、上下にヤッケを着込んだのだが、寒くて心臓が止まりそうだった。 およそ 20q ほど下ると下界になり、さすがに暑いが、前のファスナーを開ければ、ガマンできないことはない、という程度に暑いのに強くなっていたのだった。

2015/08/02 18:07

あとは、茅野駅前の庄屋で軽くいっぱいひっかけて、あずさに乗って帰ってきた。 ハラが減ったので、おにぎりとトリ肉を買ってきていたので、ソレらをほおばっていたら、眠くなり、食べ終わったらすぐに居眠りを初めていつの間にか八王子手前になっていた。 八王子で乗り換え、横浜線、相模線と乗り継いで茅ヶ崎駅で降りた。 茅ヶ崎駅で自転車を組み立てて、自宅へ帰った。

帰宅したら、もう一度シャワーを浴びて、洗濯をして、寝た。

その後

当日

帰宅してシャワーを浴びた。  去年は「尻、股間、ヒザの裏の保護」について、ドコも擦れた痛みはなかったが、今年は股間がちょっとスれた。 あと、原因は不明だが、股間が腫れていた。

昨年は、ふくらはぎ、モモの筋肉が少し痛かったが、今年は筋肉痛はほとんどなく、ヒザの下の腱が疲労の痛みを発していた。

翌日

自転車で出勤した。  ももが少々筋肉痛になっていた。 股間の痛みは取れていなかったし、脚が回らなかった。  社内を歩くときに脚がちょっと痛かったが、まぁたいした問題もなく歩けた。 

翌々日

自転車で出勤した。  本調子でなく脚の動きは渋い感じだった。  朝までは、股間が腫れていた感じだったが、帰りはほぼ腫れはなくなった。

使用物品写真

今回の使用物品は下の写真の通りだ。  輪行で現地に向かって、前泊して、アタック! 299 に出て、帰りに風呂に入って、輪行で帰ってくるために使った物品類なので、よければ参考にしてくれ。 今年は昨年( 2014 )の使用物品の写真を見てそろえたので、自分のために記録しているのが一番の動機だ。  忘れ物は、麦草峠セットに着替えのシャツを入れ忘れたことだ。 風呂上がりのシャツはあってもなくてもいいのだけど、麦草峠のてっぺんでゴールしたあとにそのままだと汗が冷えて寒いのことよ。 それで、インナーを交換したいということで、シャツを入れておくべきだと思っていたのだけどずっと忘れていたわ。 ゴールで寒いなーと思っていた時に KJM さんが着替えているのをみて、思い出した。

持参した主なもの
使用物品写真
  1. タイヤチューブ、チェーンリング、インシュロック、ベルクロ紐とそれらを入れるプラ箱(もともとチューブのハコだった)
  2. 工具、パンク対応セット、予備のお金をちょっと
  3. 免許証、スイカ、クレジットカード:上のタイヤチューブ類を入れる箱に一緒にいれておく(今回は保険証を持っていくのを忘れた)
  4. スピードメータ&距離計
  5. 心拍センサ、パワータップのロガー
  6. 電話
  7. 懐中電灯:前照灯にする
  8. バックミラー:ハンドルのバーエンドにつけるタイプで、輪行袋に入れるときには外さないといけないのでここにある
  9. ドーピング薬:ビタミン B 群
  10. 金(カネ):袋を財布代わりにする
  11. 工具類:輪行袋、ビニールテープ、ニッパー、ニップル回し、ラジオペンチ、カッター、アーレンキー、はさみ、ビニールひも、インシュロック
  12. 衣装セット:自転車ジャージ、水着、手袋、腕カバー、脚カバー、靴下、頭用手ぬぐい
  13. キネシオテープ:尻やモモ、ヒザの裏などに貼って皮膚を保護
  14. 目覚まし時計
  15. 水ボトル+ 900ml スポーツドリンク
  16. 自転車用靴
  17. トップチューブバッグ:デジカメとかお金を入れた財布とかを入れる
  18. 行動食:およそ 10km 毎に薄皮つぶあんぱんを食べて佐久穂までなるべくノンストップとした
  19. 頂上セット:麦草峠の頂上から下るのに寒いので、長袖ジャージとヤッケを用意した、着替えのシャツを入れておくべきだった
  20. 着替え:帰りに温泉に寄って汗を流した後に着る
  21. サンダル:ゴール付近でうろつくときや、帰るときの電車で履く
  22. 予備食料:カップヌードルが欠品したとき対策、あったんだよ到着が遅くてさ、欠品した時がね
  23. バックパック:コレに入れて預けるとゴールで受け取れる
  24. ヘルメット
  25. 自転車用サングラス:コレがないと周りが見えないゼ

思い出せる範囲で、写真に写っていないのは下の物品あたりかな。

ドーピング

当方の場合普段からカフェインを摂らないようにしていて、コーラ、お茶、コーヒーなどを飲んでいない。  ブルベで眠くてしょうがないときに飲む。  今回のアタック! 299 では佐久穂 CP をでて、麦草峠へのアプローチの最初のところでコーラ 500ml を飲んだ。 たぶんちょっと効いたと思う。 

今回もう一種ドーピングしてみた。  ビタミン B 群だ。  気休めかもしれないが、糖分をエネルギーにできるならと思って飲んでいる。


最後に

今年はエキシビジョン的な出走だったわけで、昨年ほどじゃないが、いいペースで走れて、八時間切りができた。  列車についていけないので、誰かと一緒に走れるわけでもない。  昨年もそうだったけれど、ブルベライダーとして、自身を強化してきたが、このタイプはアタック! 299 に出走するライダーとは脚のパワー特性が合わない。  誰かをずっと引いてもいいけど、結局一人で走っているのと変わらないわな。  来年は誰かをエスコートできるといいな。

サイクルハウスミカミとチームのメンバー、サポートのメンバー、各出走者、各チームのサポートメンバーには感謝している。  この場で感謝の意を表したい。 

ということで、終わった。  来年も出るかどうかは要検討だ。  質問・意見・感想も歓迎だ。 


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