2012 BRM226 埼玉 200 アタック小田原

Challenging brevet 2012 BRM226 Saitama 200 attack Odawara, by SHIBATA Akira
作成 2012/03/05 随時更新
宮ヶ瀬付近通過中

はじめに

去る 2009 年 7 月に CX900 に乗り始めて、一年経たずにブルベに参加を始めた。 一応 SR (SuperRandonneur) という、 200km,300km,400km,600km を制限時間内に走りきった人の称号を当方も自称できるようになった。 2011 年は忘れずに申請できたので、 SR になった記念のメダルも入手できた。

引退しようと思っていたが、まぁ 200km くらいなら、あまり準備しないでも、ヘロヘロのパーになるかもしれないが、走りきれるだろうと申し込んでみた。 過去二回はダメージがそれなりにあったが、もうダメージも小さいんじゃないかなーとか期待した。

具体的方法

対策・装備について記述する。結果は後述。

対策

パワー不足について

寒くなって 2011 年 12 月上旬から自転車に全然乗ってないのよ。 シクロクロスレースが一ヶ月に一回くらいあって、そのときだけね。 こんな準備不足状態でも 200km 走りきれるのかというのも興味があった。

装備

今回は装備表を別に作成したので、それに準じて装備した。

2012/02/26 自転車全体
自転車全体

ハンドル周辺はどうするんだっけ?とかスッカリ忘れちゃっていたよ。 だから、写真はそれなりに意味があったので、今回の装備の写真をつけておく。 なお、今回パワータップは故障しちゃっていて装備していないので、通称「たまごっち」こと黄色いロガー(記録する装置)も装備しない。

2012/02/26 ハンドル周り
ハンドル周り

パンクも、ささっとタイヤ外してチューブ変えればいいハズだからその関係の装備は空気入れだけでいいハズ。

足の保温

画期的な足の保温方法について、今回は実行しようと考えた。 やっぱり寒い時期、最近は足があんまり冷えてないような気がしたり、今年はしもやけができないので血行がよくなったかなと思った。

コース

下の図のように走るわけだ。 三回目の小田原、過去二回と比べてどれくらいラクか、それとも練習不足のツケでどれくらい大変か、ぜひ体験してみたい。

コース図

結果

完走できた… 9 時間 51 分で、なんと!過去二回よりも早いよ。( 2010 年のアタック小田原 | 2011 年のアタック小田原) 十時間切っちゃった。

当日スタート前

今回は初めてぺヤングでない朝食。 牛玉丼とスープとした。 果たしてこれが吉とでるか凶とでるか。

牛玉丼とスープ

自宅からスタート地点である豊水橋まで 7.5km を自走で向かうわけだが、近いのでだらけた起床計画を立てた。 起床 05:15 、朝食 05:25 、シャワー 05:40 、装備最終チェックして出発 06:00 ってな感じだ。 ここで最初の失敗。 自身では画期的な足の保温方法としているのだが、保温時間が少々短いのが気になった。 そこで、ハクキンカイロに燃料を 1.5 倍投入してみた。 すると、触媒反応を始めようとライターの火を近づけたら炎上するではないか! 「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」よりも悪く、使えない状態になった。 仕方ないので、ハクキンカイロを使わずに断熱材だけを仕込んで靴カバーをつける方針に変更した。

2012/02/26-06:41 ブリーフィングの様子
ブリーフィング中

今回はスタートを 07:00 (前半) とした。 目標は暗くなる前に帰ってきたい。

スタートから PC1 (約 50km ) まで

長丁場のブルベだと坂が終わるのはあと何キロメートルとかメーターとにらめっこしている。 しかし、今回については上り坂は長くても 5km 程度だから深いこと考えずにそういう情報は持たなかった。

最初の列車

なんかねー、すぐにチギられちゃうのよ。 だから、写真を撮る機会もあまりないんだよね。 でもってほとんど単独行なもんだから、今回はツマんない写真が多い。

2012/02/26-08:17 高尾駅近辺通過
高尾駅の脇の写真

やっぱりついていけない。 遅くなってるんだろうなぁ。

2012/02/26-08:29 単独行の方についていけない
ついていきたかった方の写真

勝手連結を試みるも、まぁ当たり前だけど上り坂ではダメだ。

2012/02/26-09:01 列車に勝手連結失敗した
列車にもついていけない

何度か上り下りを繰り返して余裕のある状態で PC1 に到着した。

2012/02/26-09:03 PC1 到着
PC1 の写真

PC1 から PC2 (約 101km ) まで

もう四分の一が終わっちゃったということで、なんとなく拍子抜けしながらも PC1 からはソッコー出た。 あまりにあわてていたので写真を撮り忘れていたが、アンパン一個だけだった。 PC1 を出るとまっすぐの結構な急坂で、当方のスペシャルギア前 28T 後ろ 28T でギア比 1.0 を披露する。 このギア比を投入してから、奥義「押しを入れる」こともなくなって全部漕いで上れるようになった。 ま、キツい坂ではすぐにこのギアを使っちゃうんだけどね。 もっと軽いギア使えたら使うだろうなぁ。後ろ 30 とか入れるか?(そしたら、ギア比は 0.93 だ、笑)

2012/02/26-09:28 温度表示は 3 ℃
宮が瀬の温度表示

PC1 からの坂を上っていると、なんと距離計が動いていないではないか! 調べてみるとスポークに取り付けた磁石がズレていたようだ。 直したが、 2km ほど少ない状態になった。 ミスコースするとぴったりになるな (笑)

磁石を調整してさらに上っていくと雪が道の脇に残っていた。 なかなか気温は低いようだ。 宮が瀬の温度計は 3 ℃を示していたので、それなりに気温は低いのだと改めて認識した。

2012/02/26-10:42 国道 1 号で初めて列車に乗れた
初めて乗れた列車

過去二回は知らなかった道も、今年は今働いている会社の営業エリアの中を通るもんだから知っている地名が出てくる。 事務職だから仕事で来たことはないんだけどね。 列車にもはじめて乗れた。 空気抵抗が減って非常にラクになった。

2012/02/26-11:00 酒匂川通過
酒匂川通過

酒匂川を越えるといよいよ小田原だという感じがする。

2012/02/26-11:12 小田原競輪場の脇を通過
小田原競輪場脇を通過

思い返すと、小田原競輪場の脇を上っているときが精神的に一番疲れていたような気がする。 よろめいて三角コーンも引っ掛けちゃったし。 でも、ヤられたと思ったのは PC2 直前の激坂かな。 結構な斜度でキツかったなぁ。 おかげで小田原の印象は暑かったわ (笑) しかも PC2 の写真撮り忘れた。

PC2 から PC3 (約 140km ) まで

PC2 への途中で牛丼屋を見つけていたので、ハラが減っていたがそこまで我慢というのがなかなかにツラかったな。

2012/02/26-11:41 小田原城の石垣
小田原城脇通過

自身としては驚異的に早いペースで走ってきちゃったので、ボチボチな速度でいいやとゆっくり走ろうと思った。

2012/02/26-12:00 正午調度にお昼ご飯
豚丼

往路で目をつけていた西湘バイパスの国府津インターそばの牛丼屋に飛び込んで豚丼を食べた。 ちょっと食べるタイミングが遅かったかな。 やっぱりハンガーノック気味になっていた。 ほかのライダーが回転寿司にいったが混み混みだったらしく、牛丼屋で手を打つことにしたとかで、やっぱり早い牛丼屋が正解のような気がした。 すいていれば回転寿司も悪くないと思うがねー。 ただ、理由は不明だが、この後 PC3 の手前まで少々ハラが痛かった。 公衆便所によることになるかなーと思ったが、帰宅まで持った。 久しぶりのブルベで内臓がビックらコいたかの?

2012/02/26-12:12 やっぱりチギられる
ブルベライダーについていけない

復路に入って、 8 時出発のブルベライダーな人々だろう、ずいぶんとすれ違って手を上げて励ましあった。 当方は遅いから抜かれてばかりだ。 抜くのはママチャリとか、ナンチャッテクロスバイクとかな一般人で、ロードに乗っている人には抜かれるが抜くことなどない。

2012/02/26-12:25 二宮の交差点、東進中
二宮の交差点、東進中

いるんじゃないかと思ったが、いたよ、勤務先の営業車が。 しかも同僚だ、うへぇ。 バレないようにそっと撮影(盗撮ともいう、笑)して、さりげーなーく走行した。

2012/02/26-12:53 そして、また抜かれる
ブルベライダーの背中

知らない土地だとコマ図スクローラで淡々と巻きながら進行するが、今回は仕事で知った地名がちょろちょろ出てきたので、周りを見回しながら走ることも多かった。

2012/02/26-13:39 PC3 到着
PC3

PC3 からゴールまで

おなじみの場所の PC3 ではコーラと何を買ったっけなぁ、写真撮るのも忘れて、すっかり記憶がトんでるわ。 この辺、なーんかポツポツとシブキみたいなのが落ちてきていたような気がするが、時間が経ってしまって忘れてしまった。

2012/02/26-14:05 気温表示 4 ℃
表示は 4 ℃

四時間半前は 3 ℃だった。 一日でもっとも気温が高いハズの 14 時でも 4 ℃と一日中気温は低かった。 しかし、大汗をかいたりはしたが、漕いでいる分には熱ダレもせず、サイクリングには向いている日だったかもしらん。 もっとも帰宅して足の状態をみたら、シモヤケこそできていなかったが冷たくなっていて、やっぱりハクキンカイロを入れられなかったのは大きいと思った。 ここまでの上りで脚が一回攣ったわ、久しぶりだった。

2012/02/26-15:32 ドコらへんだろうねぇ
ドコかわからんが、ブルベライダーに抜かれる

PC3 を超えるとなんとなく、暗くなる前にゴールできそうな気がしてきた。 ただ、この時期 17 時を過ぎるともう暗いので、ギリギリかなぁと。 いつも暗い中を走っていてよくわからなかった帰りの道もまぁ何とかなった。 ただ、羽村から入間の茶畑での向かい風には参った。 十分に痛めつけられた脚にはキツかったなぁ。

2012/02/26-16:51 ゴール地点
ゴール地点

毎度あたまが下がるがゴール地点でスタッフが待っていてくれた。 しかもトン汁のうまいこと! 胃袋にもしみるが、魂にもしみるね。

過去最速の 200km だった。 やっぱり昨年の夏の貯金が残っているのだろう。

ブルベスタートからフィニッシュまでの走行記録は以下の通り。
項目内容備考・他
走行202.29km2km くらい計測されていない区間アリ、ミスコース無し
実走行時間9.02.09休憩や信号などで停止中は含まず、ブルベ全体で停止時間が 50 分なんて驚異的だと思う
平均走行速度22.4km/hずいぶんと成長したものだと思う
期間中最高速度59.6km/h宮が瀬からの下りかなぁ

区間(km)時刻区間平均速度(km/h)
2507:5427.8
7510:1721.0
10011:3317.4
15014:2717.2
20016:4421.9

フィニッシュ後

当日

フィニッシュの豊水橋を後にし、自宅のある飯能までの 7.5km をダラダラと漕いで帰った。 ゴールまではジャージで済んでいたが、もうモチベーションも上がらず、心拍も 120bpm を超えず、脚も回らず、寒かったのでヤッケを着込んで漕いで帰った。 すごく寒かった。 この季節のブルベだけだったかな、終わったあと異常に寒い気がすることが多い気がする。

途中、出入りしている自転車屋さんにちょっとだけ顔見せして帰った。 自身がクサいことを知っているので、ホントに顔見せだけね。 店長さんにお礼を述べてその場を辞した。 店長さんの自転車講座っちゅうのかな、ツーリングのときの「こういう風に乗るとよい」という技を教えてもらって、ソレが基礎にあるからブルベもこうやって走りきれるから感謝しているのさ。

帰宅してもとても寒くて、シャワーを浴びたら軽く一寝しようと思ったが、布団の中でもなんかちょっと寒くて眠れなかった。 あきらめて 19 時ごろおきだしてメシを食べた。

翌日 2/27

脚に疲労感は残るものの、朝は軽く散歩をして出勤した。

会社でも疲労感があるまま普通に仕事をして特にビッコを引くことなく歩けたので、ちっとは強くなったと思う。

お小遣いについて

今回は、コンビニ PC は 2 箇所で、それぞれ、アンパン、コーラと何かだった気がする。 ほかに食べたのは豚丼だ。 合計で 1,000 円にも満たない。 多分いままででもっともお金を使わないブルベだったような気がする。

コンビニメシもいろんな種類があって、ウマいのだけど、コストパフォーマンスがイマイチかなぁ。 それに、当方が行くころには棚が空っぽということが多い。 それは早い人たちが食べつくしてしまっているからなのだ。 そこで、前々回のブルベであるアタック日本海で発見した「牛丼屋に寄る」という手を思いついたわけだ。 山の中ばかり走るようなブルベではこの手はできないが、都会にはわりと牛丼屋が多いので今後も多用してみると思う。 そのうちハンバーガーとかも食べてみるかな。

考察

今回はパワータップがなかったので、測定しておらず、考察しない♪

結びに

今年はミスコースをせず、しかも最短時間でゴールできた。 多分成長したのだろう。

長丁場のブルベを支えてくれているスタッフ、各列車の方々に感謝の念をささげる。

思いつくところを追加してみたいと思う。 意見・感想も歓迎だ。


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